パラボラ工法の指定充填材の超速硬性無収縮モルタルです。
1時間後の圧縮強度が30N/mm²以上に達し、下水道協会の規定する1時間後の圧縮強度10N/mm²を悪条件下でもクリアーし、安定した性能を発揮します。
モルタル強度について
マンホール補修工事で使用するネオフィットモルタル(パラボラ工法用無収縮モルタル)使用時における交通解放強度については、打設後1時間の強度(施工現場)を以下の基準と定め開発いたしました。
- 圧縮強度:10N/mm²以上
- 曲げ強度:3.5N/mm²以上
モルタル強度基準の根拠
- 圧縮強度基準の根拠
圧縮強度10N/mm²と定めた根拠は、社団法人日本下水道協会発行のJSWAS G-4 2009「下水道用鋳鉄製マンホールふた」の30頁の表2-1に無収縮流動性モルタルの物性の目安に圧縮強度(N/mm²)9.8以上と記されており、当社では10N/mm²以上と定めた。 - 曲げ強度の根拠
曲げ強度3.5N/mm²以上の根拠は社団法人に本下水道協会発行の「舗装施工便覧」の137頁にコンクリート舗装に求められる強度が下記のように記されているため、当社では3.5N/mm²以上と定めた。
養生期間を試験によって定める場合、その期間は現場養生を行なった供試体の曲げ強度が配合強度の70%以上となるまでとする。交通への開放時期はこの養生時間の完了後とするが、設計基準曲げ強度が4.4MPa未満の場合は現場養生を行なった供試体の曲げ強度が3.5MPa以上とする。
ネオフィットモルタルの試験成績表
N/mm² | No.1 | No.2 | No.3 | 平均値 | |
---|---|---|---|---|---|
1時間後 | 圧縮強度 | 34.00 | 34.90 | 35.10 | 34.70 |
曲げ強度 | 6.49 | 6.04 | 6.68 | 6.40 | |
3時間後 | 圧縮強度 | 41.50 | 40.50 | 41.70 | 41.20 |
曲げ強度 | 5.83 | 7.65 | 7.91 | 7.13 | |
1日後 | 圧縮強度 | 50.40 | 49.10 | 50.00 | 49.80 |
曲げ強度 | 8.24 | 6.86 | 6.61 | 7.23 | |
7日後 | 圧縮強度 | 56.30 | 58.30 | 56.90 | 57.20 |
曲げ強度 | 9.03 | 8.59 | 8.92 | 8.85 |
(試験機関:財団法人 東京都道路整備保全センター、土木材料試験センター)
