パラボラカッターを使用したパラボラ工法は都市の下水設備の修繕費を下げ、維持・保全を容易にします。
パラボラ工法の標準施工法です。標準施工では15cm切断可能なSPC-1200、SPC-1500 、SPC-1200N、SPX等の機種が主に使用されています。
切断を終えると撤去工程に入りますが、極力騒音を出さないパラボラサイレント工法が採用されています。後施工アンカーを施工し、鉄枠を固定し充填材・表層材を敷設して交通開放をしますが、一か所の施工時間はおおよそ3時間以内です。
充填材はネオフィットモルタルの使用が指定されていますが、表層材はネオフィットモルタルとの付着力が実証されれば、管理者側の選定に沿っての施工が可能です。

センター治具をセット

切断

切断終了・清掃

スプリッターで分離

切断塊を吊り上げ撤去

匡の周辺の清掃

後施工アンカー

緊結ボルトをセット

鉄枠高さ調整、ボルト緊結

内型枠をセット

ネオフィットモルタルの混練

ネオフィット充填

樹脂系表層材を混練

樹脂系表層材をコテ仕上げ

完成
転圧工程を不要とし、工事の工程・時間を節減、短縮できます。
環境を重視
復旧工程では無転圧工法を中心としており、生活道路の施工で市民生活に苦痛を与えるような騒音、振動を発生しないようモルタルの打設工程、表層材の敷設工程、また、施工法、資材の選定等にも留意しております。さらに、施工精度、強度の面においても検討を重ね、実証実験を行い、より確実な施工を目指しております。


的確な復旧資材
パラボラ工法に使用される資材は施工現場の悪条件に左右されない性能・強度を満たしております。
特に専用超速硬性無収縮モルタル ネオフィットは打設後1時間の圧縮強度が30N/mm²(試験室データ)に達し、短時間施工を可能にしました。



表層材・補強資材についても現場の諸条件にあわせて的確な施工を施せるよう取り揃えてあります。
〈画像提供:全国パラボラ工法協会〉